文化遺産には、有形文化遺産と無形文化遺産いう、大きくふたつのタイプに分けられます。世界遺産条約は文化遺産に関して、これまで有形の不動産に限って登録してきたが、2006年4月に発効した無形遺産条約によって、無形遺産の世界遺産化が実現することになったのです。
世界遺産と無形遺産
能面と扇
世界遺産は、普遍的価値を持つ自然遺産と、文化遺産を保護しようという活動です。この文化遺産は、大きく、有形文化遺産と無形文化遺産(無形遺産)のふたつに分類されるのだが、世界遺産条約は有形の不動産しかカバーしていないため、無形遺産にはこれまで言及してきませんでした。
しかし、最近のグローバル化による社会の変容で、数々の文化が消滅の危機に瀕しています。特に伝統芸能のような無形遺産は継ぐ者も減少し、すでに消えてしまったものも数多い。
そこでユネスコが1998年に採択したのが、「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」規約です。ユネスコはこれに従って、2001年から隔年で「人類の口承及び無形遺産の傑作」を宣言し、条約締結国の中の保護・継承すべきすばらしい無形遺産の数々を発表してます。
