文化庁は26日、新たな世界文化遺産候補として、三内丸山遺跡(青森市)を中心とする「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)など5件を選び、国連教育科学文化機関(ユネスコ)による遺産登録審査の前提となる暫定リストへの登載を決めた。国内の世界文化遺産候補は、リスト登載済みの「平泉の文化遺産」(岩手県)と合わせて東北では2件目、全国では計13件になる。
縄文遺跡群は、いずれも特別史跡の三内丸山遺跡、御所野遺跡(岩手県一戸町)、大湯環状列石(秋田県鹿角市)など4道県12市町の15遺跡=地図=で構成する。
候補を選定した文化審議会・世界文化遺産特別委員会は「長期にわたり継続した先史文化を表し、自然と人間の共生を表す考古学的遺跡」と評価した。今後の課題としては縄文文化の普遍的価値を証明するため、対象地域を広げ、構成遺跡を見直す必要性を指摘した。
ほかに国内候補に決まったのは「金と銀の島、佐渡」(新潟県)、「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)、「九州・山口の近代化産業遺跡群」(山口など6県)、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)。
文化庁は、保存管理体制の整備を条件とした「百舌鳥」を除く4件を年内に暫定リストへ追加掲載し、遺産の価値を証明する学術調査などが終了したものから順次、ユネスコに登録を推薦する。
候補決定の5件と同様に公募で自治体から提案があった「最上川の文化的景観」(山形県)、「松島―貝塚群に見る縄文の原風景」(宮城県)など27件は、「価値の証明が不十分」などとして継続審査となった。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000011-khk-soci
