神社参拝に女性増加「日常からの脱却」静かなブーム
伊勢神宮や高千穂神社など中高年の観光スポットとみられていた神社で、若い女性の参拝者が増えている。彼女たちが求めるのはズバリ、「日常生活からの脱却」。女性の社会進出が進み、時間に追われる中、神聖な空間で改めて自分を見つめ直したい女性が多いようだ。(寺田理恵)
「一生に一度はお伊勢さん」。こんなコピーとともに、伊勢参拝の作法から門前町の食、雑貨まで詳細なガイドブックが続々と刊行されている。
伊勢神宮の参拝者数は、式年遷宮の行事が始まった平成17年から増加に転じ、20年は750万人が訪れた。ここ2~3年で目立つのが若い女性の増加。三重県観光・交流室は「女性を中心に関心が高まっている。伊勢参りの風習の『朔日(ついたち)参り』には早朝から若い女性の姿が見られ、125宮社のうち、『個人的な祈願はここ』とされる社へ若い女性の流れができる」。
◆「縁結び」には違和感
内宮の門前町にある「おかげ横丁」は16年前、中高年参拝客をターゲットにレトロな街並みを再現させた。しかし、ふたを開けてみたら、横丁に並ぶ飲食店や土産物店を訪れるのは意外に若い女性が多かった。
運営会社の伊勢福は「女性客は増えている。月読宮など別宮がスポット的に紹介され、参拝だけでなく、門前町を歩いていただけるようになった」。ファッション誌や生活情報誌など女性誌の取材も多いという。
女性の神社ブームはしばしば「縁結び」や「パワースポット」と関連付けられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00000027-san-soci
