スリランカ中央部シーギリヤで28日、JICAが支援する「シーギリヤ博物館」の開館式が行われた。シーギリヤは世界遺産に登録されている。スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ大統領、福田康夫前首相などが出席した。
国の重要政策として、文化・観光セクター開発事業を掲げているスリランカは、国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産に登録されている遺跡のうち、七つを有している。その中の一つであるシーギリヤ遺跡は、5世紀後半に建てられた王宮の遺跡が残る巨大な岩山を中心として、古代都市が栄えた一画が世界遺産となっている。
JICAでは、博物館を中心とするシーギリヤ周辺の観光促進のために無償資金協力、技術協力、円借款、青年海外協力隊派遣の4事業を一体とした、包括的な支援を実施した。無償資金協力では館内の展示機材を供与し、技術協力では、運営に関する指導とシーギリヤ地区の観光振興計画の作成および館内ガイドなどの人材育成を行っており、同時に、青年海外協力隊員による周辺地域の観光産業促進の支援も実施している。また、円借款では、博物館までのアクセス道路の整備およびシーギリヤ遺跡内のらせん階段やトイレなどの施設整備を行った。
上記のプロジェクトの一環としてJICAは、国内外からの観光客を呼び込み、観光による収益を増加させるために観光振興協議会を設置。協議会には、行政や民間、ホテルや観光協会など、地元のさまざまな立場の人々が参加している。
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