「トンブクトゥ」は、西アフリカのマリ共和国内ニジェール川沿いに位置しており、砂漠の民トゥアレグ族の都市で、ティンブクトゥとも呼ばれていました。
この都市トンブクトゥは、古代よりサハラ砂漠を越えたアフリカ内陸の黒人と、北アフリカからやってくるベルベル人やイスラム教徒の商人が出会う交易拠点として栄えました。
また、ヨーロッパからの商人とも間接的なつながりがあったことから、この都市トンブクトゥの様々な伝説や物語が伝わっていました。
「異国」や「遠い土地」の比喩として、「トンブクトゥ」という言葉は使われていましたが、その多くは、都市トンブクトゥにたどり着くのが困難だったことが由来しています。
また、多くのヨーロッパ人がアフリカへ探検に向かうこととなりました。それは、金や象牙、塩や奴隷などが集まる重要な都市であったことから、その途方もない富の物語や伝説も数多く伝えられたためです。
しかし、ヨーロッパ人が海路を渡って西アフリカに上陸できるようになってからは、サハラ砂漠を経由する人も減り、都市は衰退していきました。
なお、「トンブクトゥ」は1988年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
