日本航空と全日本空輸が、夏休みシーズンの運賃の大幅な割引を相次いで打ち出している。稼ぎ時の値下げは極めて異例。世界同時不況でビジネス需要が落ち込む中、新型インフルエンザの影響も懸念される旅行需要を喚起しようと懸命になっている。両社の割引は、ほぼ同じ内容。どちらかが下げると、もう1社もほぼ同じ内容で対抗するという値下げ合戦の様相だ。
国内線では両社とも7~9月に12~21歳を対象とした「スカイメイト割引」で、当日空席がある便の片道運賃を全路線で一律1万円に引き下げる。割引率は最大81%にもなり、全日空は「料金に敏感な学生を増やしたい」と意気込む。旅行需要が旺盛な65歳以上のシニア層向けでも、両社は7月1~16日に、予約可能な便を一律1万3000円に値下げする。
国際線では、空席が目立つビジネスクラスに旅行客を誘導するため、14~28日前に購入すると欧米路線で最大70%値下げし、中国路線の割引運賃もそろって導入する。全日空は7~9月に3人以上のグループを対象に条件付きで、欧米路線の場合、1人当たり約4000円安くなる特別割引も用意する。
これまで繁忙期の夏休みシーズンは、割引率を縮小したり適用外にしたりしていた。米国発の金融危機で昨年9月以降、両社ともビジネス客を中心に旅客数が国際線で約2割も落ち込んでおり、頼みの綱の旅行客を取り込もうと、異例の値下げ攻勢に発展している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090531-00000549-san-bus_all
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