NHK大河ドラマ「天地人」の新潟県内ゆかりの地域で、本放送の時間帯(毎週日曜午後8時~8時45分)に水道使用量が大幅に減る現象が起きている。
市民の多くがトイレや風呂に行かず、テレビの前にかじり付いているためとみられ、「意外なところに『天地人』人気が表れている」と関係者は驚いている。
ドラマの主人公・直江兼続が城主を務め、妻・お船のふるさとでもある新潟県長岡市の水道局によると、旧長岡市全域の約7万2000世帯に配水する妙見浄水場について5月31日の総配水量を分析したところ、放送開始直前に約5050トン(1時間換算)だった総配水量は開始直後から減り始め、午後8時44分には約3750トンまで減少した。放送が終わったとたん増加に転じ、同55分ごろには5000トン近くまで戻ったという。
こうした現象は、ドラマの放送が始まった今年1月から現れ、「若者から高齢者まで多くの人が、トイレや風呂、炊事を控え、テレビを見ているのでは」と市水道局はみる。
同市では、8月の「長岡まつり大花火大会」の打ち上げ中にも、水道使用量が急激に減るという。サッカー・ワールドカップの日本代表戦などでも生中継の時間帯に同様の傾向がみられるが、「CMやハーフタイムには一時的に増加する。天地人はCMがないためか、放送終了まで減少し続けるのが特徴」と市水道局は指摘している。
兼続の主君、上杉家の居城・春日山城があった同県上越市でも、「詳細なデータはない」(ガス水道局)としながらも、放送終了直後に配水量が増える傾向がみられるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00001255-yom-soci
